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主催者インタビュー

第38回日本麻酔・集中治療テクノロジー学会

第38回日本麻酔・集中治療テクノロジー学会
 会長  讃岐 美智義 氏

第38回日本麻酔・集中治療テクノロジー学会

会長 
讃岐 美智義 氏
  1. Q1開催地として沖縄を選んだ理由をお聞かせください。

    第38回日本麻酔・集中治療テクノロジー学会(JSTA38) は日本麻酔・集中治療テクノロジー学会の年次学術集会です。毎年、各回の会長が独自の趣向を凝らした学術集会を開催しています。学会構成員の高齢化が危惧されている今日、次世代を担う若手の獲得を第一に、 若者にも“魅力”ある会場となる沖縄県の万国津梁館を選びました。当初は、2020年6月末に開催する予定でしたが、COVID-19感染拡大の影響で延期を余儀なくされ、再度、同会場の確保ができたのは、2021年2月末(今回の日程)でした。一度は、万国津梁館での開催をあきらめましたが、必ず開催が可能になると信じて準備をすすめました。また、この万国津梁館は、私たちが毎年沖縄で開催している当学会関連セミナー麻酔科学サマーセミナー(JSTA後援のセミナー)の開催会場として過去に何度も実施してきたこともあり、自信をもって選択できました。

  2. Q2新型コロナウイルス感染症の影響により、様々な会議がオンラインのみでの開催形態へ移行していく中、現地での実施も含めた開催形態(ハイブリッド形式)を選択した経緯や、その理由についてお聞かせください。

    JSTA38が学術集会を開催するという本来の目的からすれば、オンラインのみでよかったかもしれません。しかし、新しい会員(特に若手の会員)の獲得という目標は、オンラインのみの開催では達成できないことは明らかでした。本学会はテクノロジー学会ですから、専門業者の力を借りずに会員の力のみで、オンライン学会を開催することは可能でした。しかし、首都圏での開催ではないこと、学会が大規模でなく参加人数が規定数以下であること、医学系の学会であることを考えると、あえて現地開催を避けなくても感染予防策を徹底すればハイブリッドで開催できると考えました。万国津梁館は、ネットの回線速度も速く、画像も音声も高画質・高品質で通信できる環境であったことがハイブリッド形式の開催を考えるきっかけになりました。最終的には、前述したように私たちが万国津梁館での学会開催に慣れていたことが決め手になりました。2021年2月末はCOVID-19が落ち着いている想定でしたが、結果的には10都市で緊急事態宣言が継続している状態での開催となりました。発表者、座長が「行くよ」と言ってくれたことも、ハイブリッド形式で開催する後押しになりました。

  3. Q3ハイブリッド方式による開催にあたり、主催者として工夫なさった点についてお聞かせください。

    入場の際の体温チェック、アルコールによる手指消毒、マスク着用の義務化やマイク・演台などの拭き取りなどの標準的な感染予防策は当然ですが、密にならない入退場、座席数や座席配置の工夫も徹底しました。「テクノロジーラウンド」という企業ブースをめぐるツアーが恒例ですが、密を避ける目的とオンラインの視聴者に対応する目的で、企業展示の各社にビデオを作成いただき、学会プログラム中に組み込んで実施しました。懇親会は、リモート懇親会として、現地参加の方にはお弁当を持ち帰ってもらい、参加の際には複数名ではなく必ず1人で参加をするということを徹底してもらうなど、皆で食事を取らない状況を作りました。リモート懇親会としたおかげで、現地参加者だけでなく自宅からの参加者も加わり、大いに盛り上がりました。

  4. Q4沖縄でのイベント開催を検討される主催者へのメッセージをお願いいたします。

    せっかく沖縄で開催できるチャンスを逃したくないという気持ちがなければ、開催費用も少なくて済むオンライン開催になっていたと思います。
    20年近く前に、学会で沖縄に来たときの感動を若手の医師にも伝えたいというのが、沖縄で学会を開催したいと考えたきっかけでした。今は、無事に開催できたことに安堵しています。万国津梁館のスタッフの方、コンベンションビューローの方々に深く感謝申し上げます。機会があれば、次も沖縄で開催したいと思っています。

第38回日本麻酔・集中治療テクノロジー学会 第38回日本麻酔・集中治療テクノロジー学会
開催日  :
2021年2月25日(金)~26日(土)
会 場  :
万国津梁館/WEB会場
主 催  :
第38回日本麻酔・集中治療テクノロジー学会事務局
代表者名 :
会長 讃岐 美智義
参加人数 :
58名(沖縄県外 53名・沖縄県内 5名) 
WEB参加:50名

スケジュール

【スケジュール】
1日目:イブニングセミナー・ZOOM懇親会
2日目:シンポジウム・一般演題・テクノロジーラウンド・ランチョンセミナー・特別講演・特別講義・公募演題